「Fitbit」と「Runkeeper」でIoTのAPI連携を実感した話:デジタルセラー中山の視点(2/2 ページ)
IoTやAPI連携というのはITの旬ネタだけども、小難しい話ではなく、一般ユーザーが使うサービスにも入り込んでいる――健康管理で「Fitbit」と「Runkeeper」を使っているうちに、そんなことを考えるようになったのです。
「IoT」と「API連携」は生活に入りこんでいる
今、IoTやAPI連携というのはITの旬ネタの1つですが、小難しいことではなく、このように一般ユーザーが使うサービスにも入り込んでいるのです。スマホでアプリをインストールしたり、設定を変更したりするときに、「接続を許可しますか」という確認画面が表示されて、何の気なしにOKボタンを押してしまいますが、これもAPI連携、場合によってはIoTなのだと思います。
一般の人はAPI連携なんて言葉を普通は知らないですし、知っていたとしても意識はしません。ただ、このAPI連携はスマホという便利なデバイスの普及により、存在を表に出すことなく、確実に広がっていくのでしょう。個人的には、API連携は技術ではなく、アイデアが勝負なのではないかと思っています。
技術のハードルは今後どんどん下がっていくでしょう。PaaSやSaaSで提供されているユーザーフレンドリーなGUIによって、プログラミングができなくても、パーツを組み合わせることでアプリが作れるようになっていて、API連携やIoTもその恩恵を受けています。その意味では、ビジネスでどうユーザーに魅力に感じてもらえるかを考え出す、創造力が今後問われることになるのだと思っています。
最後に、私が会社の周辺をウォーキングをした際にFitbitとRunkeeperの両方を同時に立ち上げて残した記録をアップします。距離も時間も、少しずつ違っているのが興味深いですね。
この記録は両者の連携機能を使っていません。RunkeeperはiPhoneの加速度センサーを、FitbitはFitbit Flexの加速度計を利用していることで違いが出ているのでしょうか。アプリの見た目も少しずつ違っていて、どちらが好きとか嫌いとないので、当面、両方を立ち上げて連携せずに楽しもうかと思っています。
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