クラウドネイティブな開発を推進、NTTグループとPivotal、Intelが協業
企業の「デジタルトランスフォーメーション」を支援するクラウドネイティブなアプリケーション開発に向けて協業する。
NTTコミュニケーションズとNTTデータ、Pivotal、米Intelは11月8日、クラウドネイティブソリューションの開発・提供に向けて協業すると発表した。各社の特徴を生かした開発手法のトレーニングメニューをNTTグループが提供するという。
協業理由について4社は、デジタル技術を利用したビジネスモデルの創出などを目指す企業の「デジタルトランスフォーメーション」にとって、俊敏性や柔軟性を特徴とするクラウドコンピューティングの効果的な活用が重要だと説明。4社でクラウドネイティブなソリューションの開発・提供に向け、共同検証や相互協力を行いながら、オープンなエコシステムを構築していくという。
各社の取り組みでNTTコミュニケーションズは、同社のクラウドサービスの機能拡充やサードパーティーを含む各種アプリケーションの一元提供に向けた共同検証などを予定。「Pivotal Cloud Foundry」などを活用したサービス開発も予定する。NTTデータはマイクロサービスやAPIを整備して企業向けにIoTやデジタルマーケティングなどのインテグレーションサービスを提供する。
また、オープンソースPaaSのCloud Foundryのディストリビューションを手掛けるPivotalは、NTTグループの開発者に同社のソフトウェア開発手法やPivotal Cloud Foundryを提供するほか、Intelはデータセンター基盤やセキュリティ関連技術の強みに各社の取り組みを支援するとしている。
具体的な今後の展開では、NTTグループが2016年度中に内製によるアジャイル開発やDevOpsの手法を学べる開発者向けのトレーニングメニューを提供するという。
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