発火の可能性も? スマホの”危ないバッテリー”にご用心:半径300メートルのIT(2/2 ページ)
スマートフォンもバッテリーが切れたらただの板。万一の事態に備えて多くの人がスマホと一緒に予備バッテリーを持つようになりました。しかし、このバッテリー、意外と扱いに気をつかう必要があるようで……。
「捨て方」にも注意を
もう1つ気を付けたいのが、“バッテリーの最期をどうみとるか”という問題です。日本で製造・販売されているものには「リサイクルマーク」がついているので、これを見て、適切にリサイクルすることが重要です。詳細は自治体によって異なるので、Webサイトなどをご自身で確認していただきたいのですが、基本的にはそのまま捨ててはならず、リサイクル業者に引き渡すようになっているかと思います。
昔のバッテリーは、充電方法や使い方にさまざまなテクニックがあったものですが、今ではかなりインテリジェントな管理が行われるようになり、面倒なことを考えずに使えるようになりました。ただ、それでも“つくりが超精密になっているスマートフォン”では、上記のような設計上のトラブルが起こる可能性があるわけです。
不慮の事故に巻き込まれないためにも、「バッテリーに関する報道を注視する」「使わなくなったら正しい方法で処理する」ことを覚えておいてくださいね。
著者紹介:宮田健(みやた・たけし)
元@ITの編集者としてセキュリティ分野を担当。現在はフリーライターとして、ITやエンターテインメント情報を追いかけている。自分の生活を変える新しいデジタルガジェットを求め、趣味と仕事を公私混同しつつ日々試行錯誤中。
筆者より:
2015年2月10日に本連載をまとめた書籍『デジタルの作法〜1億総スマホ時代のセキュリティ講座』が発売されました。
これまでの記事をスマートフォン、セキュリティ、ソーシャルメディア、クラウド&PCの4章に再構成し、新たに書き下ろしも追加しています。セキュリティに詳しくない“普通の方々”へ届くことを目的とした連載ですので、書籍の形になったのは個人的にも本当にありがたいことです。皆さんのご家族や知り合いのうち「ネットで記事を読まない方」に届けばうれしいです。
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