Slackにスレッド機能 複数の会話が分かりやすく
コラボレーションツール「Slack」に待望のスレッド機能が追加になる。チャンネル内で混在していた会話をスレッドにまとめられる。スレッド内のコメントをチャンネルに戻すことも可能だ。
米Slack Technologiesは1月18日(現地時間)、コラボレーションツール「Slack」に、ユーザーからリクエストの多かったスレッド機能を追加したと発表した。まずはWebアプリから“ローリングアウト”していく。
Slackではテーマ別にチャンネルを作れるが、チャンネル内の投稿はこれまで、時系列に並ぶだけで、1つのチャンネルで複数の話題が進行すると混在して分かりにくかった。これが、米GoogleのGmailなどのように、話題ごとにスレッドにまとめられるようになる。
スレッドにするには、スレッドにしたいメッセージの上でカーソルをホバリングさせると表示されるメニューで「Start a thread」をクリックする。これで右のサイドバーが開き、ここにメッセージへのコメントを入力できる。
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スレッドの内容が更新されてもチャンネル全体には通知されない。個人的な話が開始されてしまった場合、いちいち通知が来てうるさいことがあるが、これがなくなる。
スレッドでの会話の結果、チーム全体に連絡する必要があることが決定したら、メッセージをチャンネル全体に戻せる。チャンネル全体にコメントを表示するには、コメント入力の際に「Also send to #チャンネル名」にチェックを入れる。
複数のスレッドに参加しているとチェックが大変になりそうだが、新たに追加される「All Threads」をクリックすることで確認できる。
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