パソナとIBM、サイバーセキュリティ人材を育成する研修プログラムを開始
サイバーセキュリティに関する必要知識と実践演習を体系的に学ぶe-learning講座「Cyber Security Intelligence Academy」を開講。4月に開講するStandardコースの受講者募集を開始した。
パソナと日本IBMは3月7日、セキュリティ技能を持つ人材を育成する研修プログラム「Cyber Security Intelligence Academy −Standardコース−」の参加者募集を開始した。
「Standardコース」はセキュリティ業務に従事するための基礎知識を学ぶコースで、サイバーセキュリティに関する最新の技術を幅広く学習し、関連法規などのセキュリティ管理の知識を身に付けるもの。パソナに登録しているエキスパートスタッフを対象に、4月から開始する。
受講者は事前テストと個別面談による合格者のみで、受講期間は2週間〜3カ月程度、受講料金は40,000円(税込)。
e-learningによる学習講座と修了テストを経て、合格者は日本IBMのネッワークセキュリティ監視サービスの拠点である「IBMセキュリティー・オペレーション・センター(SOC)」を見学し、実際のセキュリティマネジメントについて理解を深めるという。
また、7月から、より高度なセキュリティ知識を学ぶ「Cyber Security Intelligence Academy −Top Gunコース−」の開講を予定しているとのこと。
パソナと日本IBMは、2016年12月にセキュリティ技能を持つ人材の育成に関して協業を開始。巧妙化、複雑化するサイバー攻撃によるリスクから企業の情報資産を守るため、セキュリティに関する専門知識と経験を有する「サイバーセキュリティ人材」の育成を目指している。
Cyber Security Intelligence Academyは、パソナの教育・人材育成ノウハウと、日本IBMの最先端のセキュリティサービスに関するノウハウを生かして共同で開発した教育研修プログラムとなっている。
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