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Uber競合のLyft、利用者が手軽に寄付できるツールのテストを開始
トラブル続きのUberを尻目に、Lyftがユーザー向けの手軽なチャリティーツール「Round Up & Donate」を大手新聞の一面広告で発表した。料金の端数分をまるめて、差額を自動的に寄付にまわすオプトイン機能だ。
米配車サービスのLyftは3月26日(現地時間)、サービスを利用するたびに手軽に少額を寄付できる新機能「Round Up & Donate」のテストを開始したと発表した。同日、米The News York Timesの紙版の一面広告でも告知した。
Lyftのアプリでこの機能をオプトインすると、利用料金の端数分を何らかの非営利団体に寄付できる。例えば、料金が12.75ドルであれば、13ドル引き落とされ、端数の0.25ドル分が寄付にまわされる。寄付先は幾つかの候補から選択できるようになる見込みだ。一度オプトインすれば、後は意識せずに手軽に寄付できる。
このところセクハラ問題や特許訴訟などでUberへの批判が高まる中、こうした取り組みはLyftの相対的なイメージアップ、ひいてはシェア拡大にも繋がりそうだ。
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