Facebookメッセンジャーに自分の現在位置をシェアする機能追加
Facebook Messengerアプリに、60分だけチャット相手に自分のリアルタイムの位置を表示する機能が追加された。現在地の共有はいつでも終了できる。また、レストランなどの位置を地図で共有することもできるようになった。
米Facebookは3月27日(現地時間)、メッセージングアプリ「Facebook Messenger」(以下、「メッセンジャー」)でチャット相手とリアルタイムの自分の位置情報をシェアする機能を追加したと発表した。本稿執筆現在、筆者のアプリでも利用できるようになっている。
こうした機能は米Googleの「ハングアウト」や米Appleの「iMessage」には既にある。
メッセンジャーでの位置情報共有の特徴は、共有時間が60分に限定されており、いつでも共有を停止できるところだ。同社は2015年6月にメッセンジャーの位置情報機能について発表したが、プライバシーの懸念が高まる中、提供を停止した。
この機能を使うには、まず端末の位置情報をメッセンジャーで使うことを許可する必要がある。その上で、ツールバーで「位置情報」アイコンをタップすると画面下に地図と「60分間リアルタイム位置情報をシェア」というボタンが表示されるので、このバーをタップすると共有が始まる。
シェアされた側がメッセージをタップすると、メッセンジャー内で全画面表示の地図が表示され、拡大/縮小できる(Android 7で確認。Android 6の場合は地図アプリが別途起動した)。
共有を終了するには、画面下の「シェアを停止:残り○分」をタップする。
新機能では、リアルタイムの位置情報の他に、特定の位置を地図で共有することも可能だ。地図画面の右上のピンボタンをタップすると位置を検索できる画面になるので、ここでレストランなどの名前を検索し、結果を共有できる。
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