「Facebook Messenger」、LINEに続きグループビデオ通話対応 6人まで同時表示
Facebookが、メッセージアプリ「Facebook Messenger」にグループビデオ通話機能を追加した。50人までが参加でき、画面には6人同時に表示できる。買収した「MSQRD」の3Dマスクも使える。
米Facebookは12月19日(現地時間)、メッセージアプリ「Facebook Messenger」(以下「メッセンジャー」)に、最大50人まで同時に参加できるグループビデオ通話機能を追加したと発表した。画面には1度に6人までの動画を表示できる。同日からAndroid、iOS、デスクトップ版に“ローリングアウト”していく。
グループビデオ通話を開始するには、既存のチャットグループあるいは新規に作ったチャットグループを開き、右上のビデオアイコンをタップ(クリック)し、表示される画面で全員を呼び出すか、チャットしたい相手のみを呼び出す。これで相手にビデオ通話の開始がプッシュ通知される。グループのメンバーは通知をタップすることで通話に参加できる。通話を開始してからメンバーを追加することもできる。
上の画像の中央が4人参加の場合の画面表示、右は6人以上になった場合だ。6人以上の場合は、メインの画面にはその時点で最もアクティブな人が表示される。
3Dマスクエフェクトも追加できる(1つ目の画像の右端)。これは、Facebookが3月に買収を発表したMasquerade Technologiesのセルフィー加工アプリ「MSQRD」の技術を採用したものだ。この効果はiOSアプリでのみ使え、Androidアプリにも近く追加される見込みだ。
メッセンジャーのビデオ通話機能は、2016年4月に追加され、日本でも翌月使えるようになった。
グループビデオ通話については、LINEが14日に発表したばかりだ。こちらは最大200人までの同時参加が可能で、1度に表示できるのは4人まで。米Googleの「ハングアウト」、米Microsoftの「Skype」には以前からグループビデオ通話機能が備わっている。
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