富士通、法人向けPCやスライド式静脈センサー搭載タブレットなど新モデルを投入
富士通が、法人向けのノートPCやデスクトップPC、タブレットなどの新モデルを4月中旬から順次発売する。
富士通は4月17日、法人向けPCとタブレット、ワークステーションやシンクライアントを発表、2017年4月中旬より順次提供を開始する。
新モデルのラインアップは、13.3型ノートPC「LIFEBOOK S937/P」、省スペースデスクトップPC「ESPRIMO D587/R」、ウルトラスモールデスクトップPC「ESPRIMO Q557/R」、ワークステーション「CELSIUS H970」、シンクライアント「FUTRO MU937」、10.1型タブレット「ARROWS Tab Q507/P-SP」の5タイプ6シリーズ。そのうち、LIFEBOOKとESPRIMO、CELSIUSシリーズでは第7世代のインテルCoreプロセッサーを採用しているのが特徴だ。
提供時期は、LIFEBOOK S937/PとESPRIMO D587/Rが4月中旬、ESPRIMO Q557/Rが4月下旬、CELSIUS H970が5月上旬、FUTRO MU937が5月中旬、ARROWS Tab Q507/P-SPが8月上旬の予定となっている。
スライド式の静脈センサー内蔵タブレットが追加
注目は、スライド式静脈センサーを内蔵した10.1型タブレット「ARROWS Tab Q507/P-SP」だ。ログイン画面に表示されるガイドに指を合わせ、手をスライドさせるだけで認証が完了する(設定の切り替えで右手と左手を選べる)。面倒なパスワード入力などが不要で済むほか、従来モデルに搭載していた手のひら静脈センサーよりも小型タイプを採用することにより、ボディサイズのアップを極力抑えている。
スペックは、CPUがAtom x5-Z8550(1.4GHz、最大2.4GHz)、画面解像度は1920×1080ドットで、OSは64ビット版Windows 10 Pro/Homeから、NTTドコモ/KDDI/ソフトバンク対応の無線WANモデルも選択可能だ。構成によるが、価格は8万5300円〜(税別)。
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