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YouTube、手軽にVRコンテンツを作れる「VR180」発表 年内に専用カメラも
Google傘下のYouTubeが、DaydreamやPS VRで楽しめる高解像度の3Dコンテンツを製作できる新しいビデオフォーマット「VR180」を発表した。年内にはLenovoやLGから対応カメラが発売される見込みだ。
米Google傘下のYouTubeは6月22日(現地時間)、VRコンテンツ作成を簡単にする新しいビデオフォーマット「VR180」を発表した。フォーマットだけでなく、コンテンツ撮影のためのカメラも年内に複数のメーカーから発売されるという。
YouTubeは、VR180をGoogleのDaydreamチームと協力して開発した。デスクトップとモバイルでは高解像度の動画として、Cardboard、Daydream、ソニーの「PS VR」では3D動画として楽しめるコンテンツを作成できる。ヘッドセットでは近くのものは近くに、遠くのものは遠くに見える。VR180はライブストリーミング動画もサポートする。
VR180動画を撮影できるカメラは、Lenovo、LG Electronics、YI Technologyが開発中で、今冬に発売の見込みという。価格は普通のカメラとほぼ同じ程度になるとしている。
資格のあるクリエイターであれば、最寄りのYouTube SpaceでVR180カメラを試用できる。
VR180で撮影した動画は特設ページで視聴できる。
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