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Google、WebブラウザとCardboardでVRを体験できる「WebVR」サイト公開
「誰もがVRを体験できるようにするべき」と主張するGoogleが、ダンボール式HMD「Cardboard」で「WebVR」コンテンツを体験できるようにし、VR体験サイトを公開した。
米Googleは4月12日(現地時間)、「WebVR on Chrome」を同社のダンボール式HMD「Google Cardboard」に対応させたと発表し、WebVRコンテンツ体験サイト「WebVR Experiments」を公開した。WebVRをサポートするWebブラウザで、サイト上の12のWebVRのコンテンツを楽しめる。
WebVRは、Mozillaが主体となって開発するオープンソースのAPI。JavaScriptでWebブラウザ向けのVRコンテンツを作成できる。コンテンツは、対応するWebブラウザがあれば特別なアプリを追加インストールせずに楽しめる。
各コンテンツの紹介ページにはコンテンツへのリンクとともにコードへのリンクもあるので、開発者はこれを参考にして新たなコンテンツを開発し、この体験サイトで公開することも可能だ。
WebVRの対応状況についてはwebvr.rocksで確認できる。
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