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GoogleのダンボールHMD「Cardboard」出荷が1000万個突破
Googleが2014年に発表したダンボール式VR HMD「Cardboard」の出荷台(枚?)数が1000万個を超えた。GoogleはCardboardへのフィードバックをオリジナルブランドのVR HMD「Daydream」に反映させたとしている。
米Googleは2月28日(現地時間)、ダンボール式VR HMD「Cardboard」の出荷が1000万個を超えたと発表した。CardboardアプリはGoogle Playストアから1億6000万回ダウンロードされた。
Cardboardは、同社が2014年のGoogle I/Oで発表した組み立て式のVR HMD。対応するAndroidスマートフォンをセットし、「Cardboard」アプリや「YouTube VR」アプリでVRを楽しめる。オープンソースなので、サードパーティーから様々な素材、形状のCardboardが提供されている。
同社が2016年10月に発表した「Daydream View」にはCardboardに寄せられたフィードバックが反映されている。Cardboardより装着感がよくなっていることもあり、ユーザーはDaydreamをCardboardより長く使っているという。
Googleはまた、Tango搭載端末向けの3つの新しいARアプリ「The Sims FreePlay」「Chelsea Kicker」「WSJ AR」も紹介した(いずれも本稿執筆現在、日本のGoogle Playストアでは見つけられない)。
Tango対応端末はまだ少ないが、中国Lenovoの「Phab 2 Pro」は日本でも購入できる。
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