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LenovoのTango端末「Phab 2 Pro」、米国で販売開始 対応アプリは35本以上
日本でも11月下旬から予約販売開始予定のLenovoの「Google Tango」サポート端末「Phab 2 Pro」が、米国でようやく発売された(9月発売の予定だった)。Googleは、来年にはさらに多くの対応端末が発売されるとしている。
中国Lenovoは11月1日(米国時間)、米国でARサポート端末「Phab 2 Pro」の販売を開始した。
Phab 2 Proは、GoogleのAR技術「Google Tango(旧・Project Tango)」に対応する世界初のAndroidスマートフォン。価格は499.99ドルからで、9月に発売の予定が遅れていた。日本では4万9800円(税別)で、11月下旬から予約を開始する見込みだ。
Google Tango(以下、Tango)とは、Googleが展開している、モバイル端末に3D空間を認識する能力を持たせる取り組み。LenovoはGoogleと提携してPhab 2 Proを開発した。
発売段階で、Tango対応アプリは35本以上。いずれもアプリストアのGoogle Playストアからダウンロードできる。
例えば、以下の様なアプリが公開されている。
- Measure:Phab 2のカメラを向けた物体(家具など)のサイズを計測する
- iStaging:家具などの3Dモデルを室内に置いてみる
- Domino World:どこでもできる(バーチャルな)ドミノ倒し
- Crayola Color Blaster:部屋に隠してあるペンキ缶をみつけてゾンビに色を塗って退治するゲーム
Googleは、「将来的にはすべてのスマートフォンにTangoの技術が搭載されるようになる。今あなたがカメラやGPSが搭載されていないスマートフォンなど考えられないように、Tangoはスマートフォンに必携の機能になるだろう。来年にはさらに多くのTango対応スマートフォンが登場する予定だ」としている。
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