GoogleのiPhoneアプリ「Motion Stills」のAndroid版、ついに登場
Googleが1年以上前にiPhone向けに公開した動画アプリ「Motion Stills」のAndroid版を公開した。1タップでiPhoneの「Live Photos」のような3秒動画を撮影でき、それを安定したループGIFに加工できる他、iPhone版にはない新機能も追加された。
米Googleは7月20日(現地時間)、2016年8月にiPhone向けにリリースした動画アプリ「Motion Stills」のAndroid版をリリースしたと発表した。日本のGoogle Playストアでも既にダウンロードできる(記事末の「関連リンク」にリンクをはってあります)。
Motion StillsのiPhone版は、iOSの特徴の1つである“動く写真”「Live Photos」を滑らかなループGIF動画に変換するアプリ。手ブレ補正でかなり滑らかになり、オフラインでも使える。
Androidには「Live Photos」はないが、アプリ内で「1タップするだけで3秒のMotion Stillを撮影できる」としており、iPhoneのLive Photosを「Motion Still」としてAndroidに輸入してきたような形だ。
*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
Android版ではさらに、早送りモードで最長1分の動画をクリップに圧縮できる(「Fast Forward」モード)。撮影中にメタデータを計算することで、ループの最適化とスタビライズを同時に実行でき、その結果撮影した動画をすぐにループGIF動画として再生できるという。下のサンプルGIF動画を見ると、確かに撮影直後に画面の下に完成したGIF動画が表示されるのが分かる。
*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
スタビライズは、新たに動画を加工するのではなく、再生中にGPUを使ってリアルタイムで行うので、バッテリーに負担を掛けることが少ないとしている。
Fast Forwardで録画した動画の再生速度は、録画後に等倍〜8倍に変更できる。
Googleは、Motion Stillsの機能を将来的には「Googleフォト」などの既存のサービスに統合していく計画という。
なお、iPhone版のMotion StillsがアップデートされるかどうかについてはGoogleは言及していない。Appleは次期モバイルOS「iOS 11」にMotion Stills的な機能を搭載する計画だ。
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