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「会社のWi-Fiルーター忘れた……。まあ、公衆無線LANにつなげばいいか」:クイズ! セキュリティ「20の事例」(11)(2/2 ページ)
セキュリティの基礎をゆるーいクイズでおさらいする週末連載。何かとやらかしがちな会社員「茂礼手(もれて)課長」の“ITやらかし”をクイズ形式で出題していきます。今回はWi-Fiのお話です。
正解:2.通信暗号化などの対策が必要
セキュリティ設定が適切でない公衆無線LANの場合、ログイン情報などが漏えいする可能性があります。個人情報など、秘密情報の入力が必要なWebサイトの利用は避けた方がよいでしょう。
ミニ解説:提供元が確かなネットワークを利用しましょう
モバイル機器の業務利用が増え、無線LANを利用する機会が増えています。さまざまな場所に設置された公衆無線LANの中には、暗号化などのセキュリティ設定が適切になされていないものがあり、中には悪意を持って設置されたものがあるかもしれません。
外出先で業務をするときは、公衆無線LANではなく、契約者以外使うことができないモバイルWi-Fiルーターなどの回線を利用することが望ましいです。
スマホアプリの中には、ユーザーのログイン情報などの重要情報を暗号化せずに通信しているものがあり、ユーザー側で通信が暗号化されているかを確認できない場合があります。やむを得ず公衆無線LANを利用する場合は、携帯電話事業者が設置した公衆無線LANなど、提供元が確かなものを利用し、VPNなど会社が推奨する通信暗号化の対策を行いましょう。
この連載は?
MOTEXが作成したセキュリティブック『セキュリティ 7つの習慣・20の事例』から20の事例Q&Aを抜粋。若者からベテランまで、セキュリティの基礎をゆるーいクイズで振り返りましょう。新入社員の教育にも使えるかも? 皆さんなら、もちろん「全問正解」……ですよね?
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