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Apple、「iOS 11」や「Safari 11」のセキュリティ情報を公開
iPhone 5や第4世代のiPod、OS X Yosemite(10.10.5)などはアップデートの対象から外された。
米Appleは9月19日、同日から配信を開始した「iOS 11」や「Safari 11」などのセキュリティ情報を公開した。
それによると、iOS 11では同期機能やiBooks、メール、メッセージ、Safari、WebKitなどに存在する8件の脆弱(ぜいじゃく)性を修正した。悪用された場合、サービス妨害(DoS)、アドレスバー偽装、クロスサイトスクリプティング(XSS)といった攻撃を仕掛けられる恐れがある。
iOS 11はiPhone 5s以降とiPad Air以降、およびiPod touchの第6世代に対応する。一方、iPhone 5や第4世代のiPodはバージョンアップの対象外になった。
Safari 11はOS X El Capitan(10.11.6)とmacOS Sierra(10.12.6)向けに公開され、WebKitの脆弱性など3件が修正された。前回まで対象になっていたOS X Yosemite(10.10.5)は、対象から外された。
Appleは他にも「Xcode 9」のセキュリティ情報を公開している。なお、9月19日に公開された「tvOS 11」「watchOS 4」、12日に公開されたOS XおよびWindows向け「iTunes 12.7」のセキュリティ情報については、日本時間9月20日の時点で詳細情報へのリンクが有効になっていない。
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米セキュリティ機関のUS-CERTによると、一部の脆弱性を悪用されればリモートの攻撃者にシステムを制御される可能性がある。
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