Google、Android端末でのBluetoothペアリングを高速化する「Fast Pair」
「Android 6.0」以降搭載のAndroid端末で、Bluetoothイヤフォンなどを手軽にペアリングできる新機能「Fast Pair」が利用できるようになった。まずは「Google Pixel Buds」とLibratoneの「Q Adapt On-Ear」が対応した。
米Googleは10月31日(現地時間)、Android端末とBluetoothアクセサリーのペアリングを高速化する新機能「Fast Pair」を発表した。「Android 6.0 Marshmallow」以降+「Google Playサービス」の11.7以降搭載の端末で利用できる。
ただし、Bluetoothアクセサリ側も対応する必要があり、発表時点で対応するのは「Google Pixel Buds」(日本未発売)とデンマークLibratoneの「Q Adapt On-Ear」のみ。間もなく米Plantronicsの「Voyager 8200」シリーズも対応するという。
起動したFast Pair対応アクセサリーをAndroid端末の近くに置くとAndroid端末がBLE(Bluetooth Low Energy)のスキャンを開始し、Fast Pairのパケットを検出するとロック画面に「Tap to pair」通知が表示される。
これをタップするだけで、アクセサリーのペアリングが完了する。
Googleの最新オリジナル端末「Pixel 2」シリーズにはヘッドフォンジャックがなく、Bluetoothイヤフォンを使うのが基本になっている。
GoogleはBluetoothアクセサリーメーカーに対し、製品のFast Pairサポートを呼び掛けている。
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