NEC、ペンを収納可能になった法人向けWinタブの新モデル
NECが、法人向けタブレットPCの新モデル「VersaPro タイプVT」シリーズを投入。別途、文教向けモデルも用意する。
OSを選べる文教向けモデルも用意
NECは2017年11月7日、法人向けタブレットPCの新モデル「VersaPro タイプVT」(V世代)シリーズ2モデルを発表した。出荷は2017年11月16日からの予定で、ラインアップは企業・自治体・官公庁向けの「VK11E」と、文教向けの「VK11F」を用意する。最小構成時の価格は前者が11万4400円〜、後者が10万4400円〜(いずれも税別)となっている。
VersaPro タイプVTは、10.1型で静電容量方式のタッチパネル(1920×1200ピクセル表示対応)を搭載したタブレットPC。CPUを前モデルのAtom x7-Z8750からCeleron N3350(1.1GHz、最大2.4GHz)に強化し、同時にCPU内蔵グラフィックス機能もIntel HD Graphics 405から同500にスペックアップした。
またボディーデザインも一新され、付属のデジタイザーペンを本体に収納できるようになったほか、ペン自体も従来の乾電池式から充電式に変更することで、15秒の充電で約50分の動作が可能だ。加えて、オプションのドック機能付きキーボードとクレードルに磁石を内蔵し、サポートピンを新たに追加したことで、装着のしやすさとホールド感を高めている。
ストレージ(eMMC)の容量(128GB/64GB)や、SIMロックフリーのLTE内蔵有無、オプション製品などはフリーセレクションメニューから選択できる。また、有償になるが引き取りで内蔵バッテリーを交換する「バッテリー交換サービス2」も選べる。
ボディーサイズは262(幅)×179.9(奥行き)×11.9(高さ)mmで、重量はWi-Fiモデルで約647g、LTE内蔵モデルで約654gとなる。バッテリー駆動時間は、約9.5時間〜12.5時間(JEITA 2.0準拠、構成により異なる)だ。
OSは64ビット版ProのWindows 10 Creators Update(1703)で、文教向けモデルでは同64ビット版Homeもメニューに用意されている。
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