Spotify、音楽共有サービスのSoundtrap買収 コラボ機能強化へ
音楽ストリーミングサービス大手のSpotifyが、作曲・音楽共有サービスの新興企業Soundtrapを買収した。Soundtrapは自社サービスを継続しつつ、Spotifyのアーティスト支援チームに参加する。
音楽ストリーミングサービス大手のスウェーデンSpotifyは11月17日(現地時間)、スウェーデンの作曲・音楽共有サービスのSoundtrapを買収したと発表した。買収総額などの詳細は公表されていない。
Soundtrapは買収後もサービスを継続しつつ、Spotifyでアーティストとファンを効果的に結びつけ、ファンが新たなアーティストを見つけるための機能に取り組むチームに参加する。
Soundtrapは2013年創業のストックホルムに拠点を置く非公開企業。マルチプラットフォームのスマートフォンやPCで自分の曲を録音し、クラウド上で公開できるサービスを無料/有料で提供する。音楽だけでなく、Podcastも公開できる。9月に更新された求人ページによると、ユーザー数は約200万人。
プロによる3000点以上のループやサウンドエフェクトを利用でき、有料版ではピッチ補正機能やMIDIキーボードサポートなどもある。サービス上でユーザー同士がコラボレーションして作曲することも可能だ。
Spotifyは2018年中に株式公開するとみられている。同社サービスのユーザー数は6月の発表では1億4000万人超、有料会員数は7月の段階で6000万人超。米Bloombergによると、現在テスト中のPodcast配信を拡大し、オリジナルコンテンツを増やし、広告収入増加を狙う計画という。同社は昨年、音楽共有サービスのSoundCloudの買収を検討し、見送ったと報じられている。
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