Android版Officeアプリ、Chromebookで利用可能に
MicrosoftがリリースしたAndroid版Office(Word、Excel、PowerPoint)アプリが、ようやくChromebookのGoogle Playストアからダウンロード、インストールできるようになった。10.1インチ以下のChromebookであれば、Office 365に加入しなくても無料で使える。
米Googleの「Chrome OS」搭載の一部のChromebookで、Androidアプリ版の米MicrosoftのOfficeアプリがダウンロード、インストールできるようになった。Chrome専門メディアCHROME UNBOXEDが11月22日(現地時間)に報じた。本稿筆者のChromebook(ASUSの「C101PA」)でも確認できた。
Googleは2016年の「Google I/O 2016」で、ChromebookでAndroidアプリおよびGoogle Playストアを利用できるようにすると発表し、2017年1月にAndroidアプリ利用をローリングアウトした。
Google Playストアは開いたものの、Android版Office(Word、Excel、PowerPoint)はこれまで登場していなかった。
ChromebookではChromeウェブストア版のWord、Excel、PowerPointもあるが、Android版の方が機能が充実している。
Android版Officeは、「Office Mobile apps on Windows 10」と同様に、画面サイズが10.1インチ以下の端末ではMicrosoftアカウントでログインすることで無料で編集や保存が可能だが、10.1より大きいサイズのタブレットやPCで編集・保存するには、別途「Office 365」に加入する必要がある。
例えばASUSのC101PAは10.1インチなので、Office 365に加入していないユーザーでも無料ですべての機能を使える。
関連記事
- 新Chromebook「Pixelbook」は1199ドルからで別売スタイラスあり──Droid Lifeがリーク
Googleの10月4日のイベントで発表される見込みの新Chromebookは「Pixelbook」という名称のハイブリッドモデルで、価格は約13万円から。99ドルの別売スタイラスも用意されるという。 - “ChromebookでAndroidアプリ”ローリングアウト、対応モデル一覧も更新
Googleが2016年の開発者会議で発表したChromebookでのAndroidアプリ利用が、一部のモデルで可能になった。今後利用できるようになるモデル一覧も更新された。 - ASUS、360度ヒンジでAndroidアプリも(もうすぐ)使える「Chromebook Flip C302CA」
ASUSがGoogleのChrome OS搭載ノートPC「Chromebook Flip C302CA」を発表した。360度ヒンジでタブレットのようにして使うこともできる。12.5インチディスプレイはタッチ対応で、将来はAndroidアプリも使えるようになる。 - ChromebookにAndroidアプリがやってくる──今秋タッチ対応新モデルも
GoogleがAndroidアプリおよびGoogle PlayをChrome OS端末からも利用できるようにすると発表した。Google I/OでAndroidアプリ開発者向けに最適化のためのセッションが設けられ、今秋までの対応を促した。秋には複数の新Chromebookやハイブリッド端末が登場する見込みだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.