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“ChromebookでAndroidアプリ”ローリングアウト、対応モデル一覧も更新
Googleが2016年の開発者会議で発表したChromebookでのAndroidアプリ利用が、一部のモデルで可能になった。今後利用できるようになるモデル一覧も更新された。
米Googleが2016年5月に発表した「Chromebook」でのAndroidアプリ利用が、対応モデルに“ローリングアウト”し始めた。同社が1月23日(現地時間)、サポートページで利用方法や対応モデル一覧を公開した。
Chrome OSを搭載するノートPCであるChromebookではこれまで、「Chromeウェブストア」のアプリのみが利用できたが、利用できるアプリ数はGoogle Playストアよりかなり少ない。Chrome OSのバージョン53以上を搭載する対応モデルであれば、Google PlayストアからAndroidアプリをダウンロードしてAndroid端末と同じようにアプリを利用できる。
本稿執筆現在、以下のモデルで既にAndroidアプリの利用が可能だ。
- Asus Chromebook Flip
- Acer Chromebook R11 / C738T
- Google Chromebook Pixel(2015)
2017年に発売されるChromebookはすべて、Androidアプリの利用が可能になる。
対応モデル一覧には、日本でも販売しているC730Eなども含まれている。
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