Google、ブラウザ向け「Chromeアプリ」の提供を2018年までに段階的に終了へ(Chromebook向けは対象外)
Googleが、2013年に提供を開始したChrome OSおよびChromeブラウザ向けアプリ「Chromeアプリ」のChromeブラウザへの提供を、2018年初頭までに段階的に終了する。かつてWebでできなかったことの多くが可能になっており、一定の役割を果たしたためとしている。ただし、Chromebookなどに搭載のChrome OS向けは当面提供を続ける。
米Googleは8月19日(現地時間)、 Windows、Mac、Linux版Chromeブラウザ(以下、「Chromeブラウザ」)向けの「Chromeアプリ」の提供を、2018年までに段階的に終了すると発表した。Chromebookなどに搭載のChrome OS向けについては、“当分”提供・サポートを継続する。
Chromeアプリは2013年9月に登場したWebアプリ。オフラインでも起動・操作でき、単体で使える「パッケージアプリ」とWebアプリへのリンクである「ホステッドアプリ」の2種類があり、Chromeブラウザで開いた「Chromeウェブストア」から追加できる。
「Chromeアプリランチャー」でChromeブラウザを起動していなくても単独アプリのように開けるのも特徴の1つだったが、ランチャーの提供は7月に終了しており、現在はChromeブラウザの「新しいタブ」右上の「Googleアプリ」アイコンから開くようになっている。
Googleによると、現在パッケージアプリを使っているのはChromeブラウザユーザーの約1%にすぎないという。また、ホステッドアプリのほとんどは既にWebアプリに実装されているという。こうした状況なので、Chromeアプリプラットフォームの展開から離れる時がきたと説明した。
終了は以下の3段階で進める計画だ。
- 2016年中に、新規公開のChromeアプリはChrome OS向けのみになる(既存アプリのアップデートは可能)
- 2017年下半期に、Chromeブラウザで開いたChromeウェブストアではアプリが表示されなくなる(拡張機能とテーマは表示される)
- 2018年初頭に、ChromeブラウザでChromeアプリを起動できなくなる
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