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農業IoTはもうからない!? よろしい、IIJの出番だ(2/2 ページ)
「フルMVMO」を掲げるIIJが、文字通り「泥にまみれて」取り組んでいる事業に農業IoTがある。実際に取り組み、明らかになった課題とは何か。
IoTの課題解決が見えてきた、利活用のベストパターンを作りたい
続いて、IIJ のクラウド本部 副本部長 染谷直氏が「IIJが展開している法人向けモバイルサービスのうち、今ではIoTやM2MでのSIM利用が、PCやスマホでの利用を大きく上回っている。最も多い用途は監視カメラで、2017年11月には個人と法人向けを含めて200万回線を突破した。農業IoT以外にも、セキュリティデバイスやデータ収集、解析、事業分野に特化したアプリケーションとかなり深い層でサービスを展開できており、他社にはできないIoTプラットフォームを実現している」と胸を張る。
「IoT関連の案件は、2016年度と比較して2倍に増えており、そのジャンルも多岐に渡っている。一方で、まだまだPoC(実証実験)案件が多く、IoTはまだまだこれからというのが実態だ。データの収集や遠隔地のメンテナンス、セキュリティや安全性の確保といった技術的な課題は解決が見えており、提供できるソリューションも増えてきている。問題は、具体的な利活用シーンのベストパターンができていないこと。さらなる付加価値の提供や新しい取り組みは、これからの段階と捉えている。IIJには、まずは自分たちでやってみるという企業文化があり、その経験や実績を反映させたIoTプラットフォームを提供できるのが強みだ」(IIJ クラウド本部 クラウドサービス2部 ビッグデータ技術課長 岡田晋介氏)
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