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米小売り大手Target、Amazon対抗で食料品配送のShiptを買収
小売り大手のTargetが、即日配送サービスを展開する新興企業Shiptを5億5000万ドルで買収する。Amazon.com対抗が狙い。
米小売り大手のTargetは12月13日(現地時間)、食料品配送企業のShiptを買収することで合意に達したと発表した。買収総額は5億5000万ドル(約620億円)。米Whole Foodsを買収し、即日配送提供地域を拡大中の米Amazon.comに対抗する狙いだ。
この買収により、2018年初頭からTargetの店舗の約半数で、即日配送サービスを開始する計画だ。2018年のホリデーシーズンには、ほぼすべての店舗で即日配送を可能にするという。
Shiptは2014年創業の、アラバマ州バーミンガムに拠点を置く非公開企業。モバイルアプリでローカルの小売店と顧客間の配送サービスを70都市で展開してきた。
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