ニュース
GoogleのCEOも務めたAlphabetのエリック・シュミット会長が退任へ
2001年にGoogleの会長に就任して以来17年間、共同創業者を支えてきたエリック・シュミット氏が、Alphabetの会長を2018年1月に退任する。退任後はテクニカルアドバイザーとして同社にかかわる。
米Googleを傘下に持つAlphabetは12月21日に(現地時間)、エリック・シュミット氏(62)が2018年1月の取締役会で会長を退任すると発表した。取締役にはとどまり、“テクニカルアドバイザー”になる。
シュミット氏は2001年にGoogleの会長兼CEOに就任し、創業者のラリー・ペイジ氏とサーゲイ・ブリン氏とともに同社を経営した。2011年にペイジ氏のCEO就任に伴って会長専任になり、2015年のGoogleの組織再編でGoogleと“その他”事業の持株会社として立ち上げたAlphabetの会長に就任した。この時、ペイジ氏はAlphabetのCEOに、スンダー・ピチャイ氏がGoogleのCEOに就任した。
シュミット氏は発表文で、「ラリー、サーゲイ、スンダーと私は、この移行はAlphabetの進化のためにいいタイミングだと確信している。(中略)ここ数年、私は科学技術問題やフィランソロピーに多くの時間を割いており、その取り組みを拡大いていくつもりだ」と語った。
Alphabetの取締役会は、業務執行を兼任しない会長を選出するとしている。
関連記事
- Google、新持株会社Alphabetの傘下に入り、スンダー・ピチャイ氏がCEOに
Googleのラリー・ペイジCEOが、新たな持株会社Alphabetを設立してそのCEOに就任し、Googleを傘下の事業会社にすると発表した。GoogleのCEOには例年のGoogle I/Oを統括してきたスンダー・ピチャイ氏が就任する。 - Googleのエリック・シュミット会長が持ち株の約42%を売却へ
Googleのエリック・シュミット会長が同社の持ち株を約320万株売却する。これにより、同氏の議決権は現在の8.2%から5.0%に減る。 - Google、ラリー・ペイジ氏のCEO就任を発表――シュミット氏は会長職にとどまる
過去最高の四半期決算を発表したGoogleが、ラリー・ペイジ氏のCEO就任も発表した。シュミット氏、ペイジ氏、ブリン氏の3頭体制での役割をより明確にするためと説明している。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.