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Microsoft、AMDマシン向けの更新プログラム配信を再開
不具合が発覚して一時的に停止していた、一部AMDマシン向けのWindows更新プログラム配信を再開した。
主要プロセッサに「Meltdown」「Spectre」と呼ばれる脆弱性が発覚した問題で、米Microsoftは1月19日、AMD製プロセッサを搭載したWindows向けのセキュリティ更新プログラム配信を再開したと発表した。
AMDのプロセッサを搭載した一部の端末では、この脆弱性に対処するWindowsのセキュリティ更新プログラムをインストールした後に、起動できなくなったという報告が相次ぎ、Microsoftは影響を受けるマシンに向けたWindows更新プログラムの配信を一時的に停止していた。
その後、AMDと連携して問題の解決に当たり、1月18日から配信を再開したとしている。AMDによれば、同社のプロセッサは今回の脆弱性のうち、Spectreと呼ばれる2件の脆弱性の影響を受ける。一方、Meltdownの脆弱性についてはAMDのプロセッサは影響を受けないと説明している。
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