ゲートに後付けで顔パス機能を取り付けられる「NeoFace Access Control」登場
NECが、セキュリティゲートなどに後付けで顔認証機能を取り付けられる「NeoFace Access Control」を発表、2月14日から出荷する。
顔認証AIエンジンやカメラなどをワンパッケージで提供
NECは2018年2月7日、同社の顔認証技術を使用した顔認証製品「NeoFace Access Control」を発表、2月14日から出荷する。希望小売価格は120万円(税別)。
NeoFace Access Controlは、有効画素約120万画素のカメラやNFC Type A/F対応のICカードリーダ、7型でタッチ操作(静電容量式)に対応したディスプレイといったハードウェアと、顔認証AIエンジン「NeoFace」や顔データベースなどのソフトウェアを一体化した製品で、既存のセキュリティゲートにアドオンで顔認証機能を追加できるのが特徴だ。
RS-485やデジタル入出力端子を備えることで、入退場ゲートベンダー(クマヒラや日本ハルコン)や入退管理・勤怠管理システムベンダー(NECプラットフォームズ)との連携も行える。
顔情報の登録は、GUIの設定画面とタッチパネル操作(Web UIも提供される)だけで最大5000人登録でき、別途データベース管理サーバ「NeoFace Access Control Manager」(税別80万円)を導入することで、顔情報を複数台に一括登録できるほか、最大1万人までの登録に対応する。
なお、NeoFace Access Control Managerは受注開始日が3月2日、出荷は3月9日となっている。
ボディーサイズは150(幅)×153(奥行き)×380(高さ)mm、重量は約7kg。ボディー全体をヒートシンクのような凹凸形状にすることで、IAアーキテクチャ(Core i5-6500TEや8GBのメモリ、256GBのSSD)を採用していながら、ファンレス仕様となっているのも見どころだ(OSは64ビット版Windows 10 IoT Enterprise 2016 LTSB)。
また、NeoFace Access Controlは防じん防水等級のIP54を取得しており、半屋外のライブ会場などでも利用できるとしている。
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