ゲーム業界の情シス、ここがツラいよ――悩みを抱えた20人がCygamesに大集合:俺達の情シス ゲーム業界分科会レポート(4/4 ページ)
ITmedia エンタープライズ編集部主催の情シス交流会「俺たちの情シス」にゲーム業界を対象とした分科会が誕生。東京・渋谷のCygamesの本社でイベントを行いました。みんなで悩みを話してみると、意外と多くの企業が同じテーマで悩んでいた……!
ライセンス管理の解決策、結局はパワープレイ?
アンケートで「暇そうに見られることに困っています」と回答したのはX会社のKさん。マシンのキッティングのように体を動かす作業は、「仕事しているな」と分かってもらえる一方で、サーバの管理など、マウス操作だけでほぼ済んでしまうような作業も多いため、「いつもインターネットをしている」などと陰口を言われるのがつらいとのこと。気持ちはよく分かりますが、ITmedia エンタープライズはこれからも見てください。
Kさんは、ライセンス管理の問題について、「ひたすらまとめて、調査と周知を繰り返すことである程度解決できた」と言います。ライセンスを買うのは、社長決済であるため、必ず情シスを通すように社内全員に周知徹底し、買ったものはすかさずExcelに記入するという“パワープレイ(力技)”を繰り返すしかないということです。
一口に全社に周知するといっても、規模によっては一仕事。それでも「自分たちの仕事を周知する」という意味も含め、続けるしかないのでしょうか……。
Cygamesでは、毎朝プロジェクトマネジャーなどマネジャー層が全員集まるミーティングが開かれるため、周知が必要な事項はそこで伝えることになっている、と星野さん。周知のポイントは“一度きりではなく繰り返す”とのことで、例えば、この「俺情」のセミナールームでの開催周知なら、開催決定時と一週間前、当日といったようにややしつこいくらい繰り返す。
ライセンスについても同様です。新しく合流する人は常にいるため、とにかく繰り返すしかない。「もう何を言っても、力技の話になってしまいますね」と星野さん。いったん、「泥臭く進めることが大事」という結論に落ち着き、続きは懇親会へ。Cygamesが用意してくれたロゴ入りコロッケを食べつつ、議論を交わしました。
「業界ならではの悩みや解決策を共有できた」と振り返る人も多く、満足のいくイベントになったようです。今回初の試みだったゲーム業界分科会。2回目以降も開催する予定なので、今回来れなかった方も次回はぜひ! また、「こんな分科会を立ち上げたい」という有志も随時募集していますので、気になった方はぜひ編集部まで。
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