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Googleマップ、東京などで「車椅子対応」経路検索が可能に
Googleマップの公共機関での経路検索で、オプションとして「車椅子対応」を選べるようになった。車椅子やベビーカーで移動しやすいルートを優先的に表示する。
米Googleは3月15日(現地時間)、「Googleマップ」の公共機関での経路検索で、車椅子で移動しやすいルートを検索できるようにしたと発表した。まずは東京、ニューヨーク、ロンドン、メキシコシティ、ボストン、シドニーでスタートし、提供範囲を拡大していく。AndroidおよびiOSアプリ、Webアプリで既に利用可能だ。
車椅子だけでなく、ベビーカーや松葉杖利用者にとっても便利な機能だ。
使うには、経路検索で公共機関(電車のアイコン)を選び、「オプション」をタップ(クリック)すると表示されるメニューの「ルート」で「車椅子対応」を選ぶ。
上の画像のように、推奨ルートが変わる。ルートを選ぶと、画面上部に「ご注意ください - 車椅子対応ルートは実際の状況を反映していない場合があります。」と表示される。
車椅子に対応しているかどうかの情報は、ローカルガイドからの報告に基づいている。ユーザーは専用ページで登録することで、ローカルガイドとして情報提供に協力できる。
同社はまた、駅や空港、公共施設内のストリートビューを集めた「世界の空港・駅」ページを公開しており、ここで施設の階段や段差などを確認できる。日本については東京駅や成田空港など85カ所のストリートビューが登録されており、今後増えていく見込みだ。
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