Google Playのオーディオブックに「3倍速朗読」や「スマートレジュメ」などの新機能
Googleが1月から販売しているオーディオブックに、朗読の単語の途中で停止すると意味が分かるようにさかのぼって再開する機能や3倍速で朗読する機能などが加わった。
米Googleは3月29日(現地時間)、Google Play Booksのオーディオブックの新機能を発表した。同日からAndroidおよびiOS版Google Play Booksアプリで“ローリングアウト”していく。すべての機能が日本でも使えるようになるかどうかはまだ不明だ。
オーディオブックは、1月からGoogle Playストアで販売している。
新機能は以下の5つ。
中断したところの頭にさかのぼって朗読を再開する「スマートレジュメ」
朗読中、文や単語の途中で停止すると、次に朗読を再開するときに、その文や単語の頭にさかのぼって再生する機能。時間を置いて再開しても、意味が分かりやすそうだ。
気に入ったフレーズを「ブックマーク」
画面にブックマークアイコンが表示されるようになり、朗読中に気に入ったフレーズが流れている間にこのアイコンをタップすると、その部分が記録され、いつでも再生できる。
3倍速、0.5倍速朗読が選択可能に
これまで0.75倍速から2倍速までの7段階で朗読できたが、さらに0.5倍速と3倍速が加わる。
「ファミリーライブラリ」での共有が可能に
「ファミリーライブラリ」は、Google Playで購入したアプリ、ゲーム、映画、TV番組、書籍を、最大5人の家族と共有できるサービス。オーディオブックも共有できるようになる。
Google Homeアプリのルーティンへの追加(おそらく日本非対応)
英語版Google Homeアプリの機能、「Routines」にオーディオブックの朗読を追加できる。Routinesは、「OK Google、私の1日について話して」などと言うことで、交通情報や天気、その日の予定などを読み上げる機能。ここに朗読を追加できる。
日本語版のGoogleアシスタントにはRoutines機能自体が今のところないので、日本では使えないだろう。
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