Amazonのパーソナルアシスタント「Alexa」にKindle本朗読機能
Amazonが米国で販売する多機能Wi-Fiスピーカー「Echo」搭載のパーソナルアシスタント「Alexa」に「Kindle本を読んで」と呼び掛けると、他の端末で読みかけの電子書籍を続きから朗読してくれるようになった。
米Amazon.comが2014年11月に米国で発売したWi-Fiスピーカー「Echo」に、Kindleライブラリ内の電子書籍を朗読させる機能が追加された。
EchoはWi-FiとBluetoothで接続しクラウドや端末内のコンテンツ再生のスピーカーとして使える端末だ。価格は179.99ドル(約2万円)。同社の独自パーソナルアシスタント機能「Alexa(アレクサ)」を搭載し、音声で命令できる。スピーカーとしての機能だけでなく、「Alexa」と呼び掛けてから質問すると、例えば気象情報などを音声で答える。また、Samsungとの提携により、スマートホームのハブとして使うこともできる(照明や家電と接続することで、それらの家電をAlexaへの命令で制御できる)。
Alexaが朗読してくれるのは、Echoと同じアカウントで購入したKindleの電子書籍およびAudibleのオーディオブック。「Alexa, <書籍のタイトル>」と呼び掛けると朗読を開始し、停止、再開、1段落ごとの後戻りなどが可能だ。Audibleのオーディオブックであれば、章を飛ばすこともできる。
「Alexa, read my Kindle book(私のKindle本を読んで)」ということでも、その時読みかけのKindle書籍を他の端末で読み終えたポイントから朗読する。Alexaで途中まで朗読してもらった書籍は、別の端末で続きを読める。
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