米国の個人の確定申告の締切日「Tax Day」である4月17日に、米国税庁(IRS)のオンライン申告用のWebサイトがほぼ1日にわたってダウンした。
同日夜にようやく復旧し、IRSは締切を18日午後12時まで延長すると発表した。プレスリリースには「IRSは納税者の皆様にシステムの問題でご不便をおかけしたことを謝罪します」とあるが、ダウンの原因については説明がない。
米Washington Postによると、同日約500万人がこのサイト経由で申告しようとしていたという。日本と同様に紙の書類での申告も可能だ。
米国では日本とは異なり、企業に勤務するいわゆるサラリーマンでも自分で確定申告する必要がある。例年締切は4月15日だが、今年は15日が日曜日で16日が「奴隷解放の日」で祝日だったため、17日になっていた。
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