Google、「Wear OS」の「Googleアシスタント」にスマートサジェストなど3つの新機能
GoogleのスマートウォッチOS「Wear OS」での「Googleアシスタント」が音声で答えるようになる。また、「アクション」(Amazonの「スキル」に当たる)が使えるようになり、質問に関連する次の質問を提示する機能も追加される。
米Googleは5月3日(現地時間)、AIアシスタント「Googleアシスタント」のスマートウォッチOS「Wear OS by Google」(旧「Android Wear」)での3つの新機能を発表した。いずれも向う数日中に利用可能になる見込みだ。
Wear OSでGoogleアシスタントを起動するには、電源ボタンを長押しする。起動したらマイクから音声で命令できる。
質問に関連する次の情報を用意する“スマートサジェスチョン”
例えば「ねえGoogle、今日の天気は?」と質問した答えの画面で下から上にスワイプすると、関連する質問候補(今夜の天気、明日の天気、週末の天気、セ氏での気温など)が表示され、いずれかをタップするとその答えが表示される。
「アクション」が利用可能に
「アクション」は、米Amazon.comのAIアシスタント「Alexa」の「スキル」に相当する追加機能だ。Alexaのスキルと違い、インストールしなくてもアクション名を言うことで実行できる。
Wear OSがアクションをサポートすると、時計に向かってスマートホーム端末の操作やサードパーティ製アクションを実行できる。
Googleの1月の発表によると、現在利用できるアクションは100万件以上あるという。
画面だけでなく、音声でも答えるように
Wear OSのGoogleアシスタントはこれまで、命令や質問は音声で入力できたが答えは画面表示のみだった。これがスマートウォッチのスピーカーや接続したBluetoothヘッドセットなどから音声で回答するようになる。
Googleは8日から開催の開発者会議「Google I/O 2018」でもWear OS関連の発表を行うとみられる。
関連記事
- 「Googleアシスタント」対応スマートホーム製品が5000種以上に
Googleが、Android端末や「Google Home」に搭載されている「Googleアシスタント」で操作できるスマートホーム製品が、1月時点の1500種類から5000種以上に増えたと発表した。 - 「Android Wear」が「Wear OS by Google」に改称 3人に1人がiPhoneユーザー
Googleが、スマートウォッチOS「Android Wear」の名称を「Wear OS by Google」に変更した。連携するスマートフォンとしてiPhoneを使う人が増えている現状を反映させたとしている。 - 「Google Assistant」がAppleのiPadもサポート
Googleが、昨年公開したiOS版「Googleアシスタント」をiPadにも対応させた。マルチタスクでの調べ物に便利だ。 - Hey Google、CESに本気出すってどういうつもり?
10年以上ぶりにCESで自社ブースを構えるGoogleさん。Amazonのブースの近くで「Google Assistant Playground」と名付けたこのスペースで、何を見せてくれるのでしょうか。 - 「Android Wear 2.0」搭載「LG Watch」2モデルと更新可能端末リスト発表
Googleが、「Android Wear 2.0」のリリースと、初の搭載端末「LG Watch Style」および「LG Watch Sport」、アップデート可能な既存モデル一覧を発表した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.