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「Microsoft Store」アプリの開発者収益配分を95%に:Build 2018
Microsoftが、Windowsのアプリストア「Microsoft Store」に登録するアプリの開発者収益配分を、現在の70%から95%に引き上げると発表した。ゲームは従来通りで、Microsoftが何らかの形で売り上げに貢献した場合は85%になる。
米Microsoftは5月7日(現地時間)、年次開発者会議「Build 2018」の開催に合わせてWindowsのアプリストア「Microsoft Store」で販売するアプリの開発者側の収益配分を95%に上げると発表した。ただし、ゲームは従来通りの配分(70%)のままだ。新配分の開始は「年内」という。
アプリ開発者契約によると、現在はアプリの収益配分は70%、アプリ内課金の収益配分は85%だ。
これが、アプリもアプリ内課金も95%になる。なお、Microsoftの何らかの紹介(Microsoft Storeの「おすすめ」など)経由で売れた場合は85%になる。
米AppleのApp Storeはアプリおよびアプリ内購入は70%、サブスクリプションの場合は1年後に85%になるシステム。米GoogleのGoogle Play Storeも、アプリおよびアプリ内購入の開発者配分は70%、サブスクリプションは1年後に85%になる(2018年1月1日より)。
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