ニュース
Facebook、今度はTwitchのようなゲーム実況サービス「ゲーム動画」開設
Facebookが、TwitchやMixerのようなゲーム実況コーナー「ゲーム動画」を立ち上げた。ストリーマーのための収益化プログラムも計画している。
米Facebookは6月7日(現地時間)、Facebook上にゲーム実況コーナー「Gaming Video」(日本では「ゲーム動画」)を試験的に開設したと発表した。米Amazon.com傘下のTwitch、米Google傘下のYouTubeの「YouTube Gaming」、米Microsoftの「Mixer」などに続くゲーム実況サービスになる。
Facebookの「発見」タブから開ける。PCのWebアプリの場合は、画面トップにお勧めの実況が表示され、その下に現在実況中のサムネイルが並び、ゲーム別のストリーミングを探すコーナー、お勧めのストリーマー(ゲーム実況者)のコーナーが続く。モバイルアプリでもほぼ同じだ。
同社は1月に、Facebookでゲーム実況をするユーザーのためのプログラム「Gaming Creator Pilot Program」を発表した。現在、ストリーマーの数は数千人を超えるという。これを受け、新たなストリーマー向けプログラム「Level Up Program」を向こう数カ月中に立ち上げると発表した。このプログラムで、ストリーマーはファンを獲得することや、視聴者が実況中にゲームのアイテムを購入することで収益を得られるようになる。
関連記事
- Facebook Messengerの「インスタントゲーム」にライブ配信と動画チャット機能
Facebookのメッセンジャーで遊ぶカジュアルゲームのプレイをライブ配信できるようになった。来年初頭には「Angry Birds」も遊べるようになる。 - Facebookメッセンジャーのゲーム、広告と課金での収益化テスト開始
Facebook Messengerで遊べる「Instant Games」で、動画広告とゲーム内課金のテストが始まった。 - YouTube、ゲームチャンネルに新収益ツール「スポンサー」
TwitchやMicrosoftのMixerと競合するYouTube Gamingに、チャンネルオーナーがファンから収益を得られる「スポンサーシップ」が追加された。チャンネルのファンは月額490円でオーナーを支援し、特典として特別バッジやメンバー限定チャット参加権利を得られる。 - ゲーム実況のTwitch、ゲーム販売開始へ パートナーに売上高の5%還元
Amazon.com傘下のゲーム実況サービスTwitchが、今春からサービス内のゲームおよびゲーム内アイテム販売を開始する。パートナーは自分の実況での売り上げの5%を獲得できる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.