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AT&T、大手デジタル広告技術企業AppNexusを買収
米通信大手のAT&Tが、デジタル広告市場大手のAppNexusを買収する。先日買収を完了したTime Warnerなどの動画コンテンツでの広告事業を強化していく。
米通信大手AT&Tは6月25日(現地時間)、米デジタル広告取引市場大手のAppNexusを買収することで合意に達したと発表した。買収総額は公表されていないが、米Wall Street Journalによると、約16億ドル(約1753億円)という。取引は第3四半期(7〜9月)中に完了の見込み。
AppNexusは2007年創業のニューヨークに拠点を置く、デジタル広告のRTB(Real Time Bidding)取引を最適化する非公開企業。米GoogleでDoubleClick Ad Exchangeを立ち上げたエンジニア、マイケル・ルーベンシュタイン氏が社長を務め、3万4000以上のパブリッシャーと約18万のブランドが同社の広告市場を利用している。
買収完了後、AppNexusはAT&Tの広告&解析部門に統合される。AT&TはAppNexusの基盤技術への投資と構築を継続し、同社が無線、動画、ブロードバンドサービスを提供している1億7000万人以上のデータや動画コンテンツとAppNexusの技術を統合していく。
AT&Tは14日に米Time Warnerの買収を完了した。AppNexusの技術は、Time Warner傘下のTurnerなどでの広告にも活用していくとしている。
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