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Microsoft、「Office 365」にライブイベント作成機能 AI採用オンデマンド機能も
Microsoftが、「Microsoft Stream」や「Microsoft Teams」、「Yammer」にライブイベントを配信する機能を追加する。動画は自動収録され、オンデマンド再生時にはテキスト化された音声の検索やスピーカーの顔認識によるタイムライン上のジャンプが可能だ。
米Microsoftは7月12日(現地時間)、「Office 365」にライブイベント作成機能を追加すると発表した。Office 365の動画サービス「Microsoft Stream」、コラボレーションツール「Microsoft Team」、「Yammer」のいずれでもライブイベントを作成できる。向こう数週間中に利用可能になる見込みだ。
ライブイベントとは、Office 365内でストリーミングする動画のこと。Webカメラを使った簡単なものから、スタジオでの本格的に撮影するものまで配信可能だ。画面共有もできるので、社内のサポート担当者がシステムの使い方を説明するというような使い方もできそうだ。
ライブイベントの参加者は、リアルタイムでコメントを投稿でき、コメント欄でコミュニケーションできる。ライブ終了後、動画は自動的に保存され、オンデマンドで再生できる。収録されたイベントの再生では、以下のようなAI採用機能が使える。
- 顔認識機能で誰が話しているかを検出し、「Speaker timeline」を表示するので、自分が聞きたいスピーカーの部分にジャンプできる
- 字幕の表示
- 音声のテキスト化とタイムコード機能により、キーワードや時間軸で検索できる
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