Facebook、みんなで一緒に動画を見る「ウォッチパーティ」を全グループで利用可能に
Facebookがグループの仲間と一緒にライブ動画や録画動画を見ながら話し合う「ウォッチパーティ」機能を追加した。今後、Facebookページや個人ユーザーも利用できるようにしていく計画だ。
米Facebookは7月25日(現地時間)、1月にテストを開始したライブ動画や録画をコメントしながら一緒に見る機能「Watch Party(日本では「ウォッチパーティ」)」を、すべての「グループ」で利用できるようにしたと発表した。現在ローリングアウト中だ。
グループの管理者とモデレータは、自分のグループのページの投稿欄に表示される「動画ウォッチ」ボタンを選択し、グループの人々と一緒に見たい動画と招待したい友達を選んで投稿することでウォッチパーティを開始できる。
例えば料理についてのグループであれば、あらかじめアップロードしておいたレシピ動画をウォッチパーティで見ながら話し合ったり、犬好きグループでかわいい犬の動画を一緒に見たりというような楽しみ方が可能だ。
6月にスタートしたグループの収益化プログラムと併用することで、メンバー増加につなげることもできそうだ。
ウォッチパーティは今後、Facebookページや個人のプロフィールでも投稿できるようにしていく計画。企業のページであれば、例えば新製品の発表などに使えるだろう。個人であれば、子どもの様子を遠くにいる家族にライブで見せながら会話することなどに使える。
マーク・ザッカーバーグCEOは同日、業績発表の声明文で「われわれはユーザーの安全を確保し、ユーザーがつながるための意味のある新しい方法を構築し続けるために投資することに全力を注いでいる」と語った。ウォッチパーティは“ユーザーがつながるための意味のある新しい方法”の1つなのだろう。
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