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Amazon、「Alexa」を自動車に搭載するための「Auto SDK」をGitHubで公開
「どこでもAlexa」を目指すAmazonが、自動車向けの「Auto SDK」をGitHubで無償公開した。自動車メーカーが採用すれば、ダッシュボードのAlexaに呼び掛けることで通話やナビが可能になる。
米Amazon.comは8月9日(現地時間)、音声AIアシスタント「Alexa」を自動車のインフォテイメントシステムに搭載するための「Alexa Aouto SDK」を公開したと発表した。GitHubから無償でダウンロードできる。
既にトヨタやFordが一部の車種でAlexaを使えるようにしている他、米Ankerが「Alexa」搭載カーチャージャーを販売している。
Alexa Auto SDKでは、Echoシリーズと同様の機能を追加できる他、インフォテイメントシステム経由の電話、Amazon Music、Audible、iHeartRadioなどのコンテンツをダッシュボードにアルバムジャケットを表示しながら再生する機能、ナビ機能、ローカル検索機能などを追加できる。
同社のジェフ・ベゾスCEOは7月26日の業績発表で「顧客がどこにいてもAlexaを使えるようにしたい」と語った。
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