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航空会社の予約サイトやアプリで相次ぐ個人情報流出、今度はBritish Airwaysが被害
British AirwaysのWebサイトやアプリで、同社の便を予約したユーザーの個人情報と決済情報が流出した。
英航空大手British Airwaysは9月6日、Webサイトやアプリで同社の便を予約したユーザーの個人情報が、何者かに盗まれたと発表した。
同社のWebサイトに掲載された情報によると、被害に遭ったのは2018年8月21日〜2018年9月5日までの間に同社のWebサイト「ba.com」やアプリを使って予約したユーザーで、個人情報と決済情報が流出した。一方、パスポート情報や渡航情報は盗まれなかったとしている。
この事案は既に解決され、Webサイトは正常に動作していると同社は説明。事件については警察などにも通報したという。
流出した情報の件数については明らかにしていないものの、被害に遭ったと思われるユーザーには事件のことを告知し、銀行やクレジットカード会社に連絡を取るよう呼び掛けている。
航空会社ではカナダのAir Canadaも8月に、モバイルアプリが不正アクセスされ、ユーザー2万人の個人情報が流出した可能性があると発表していた。
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