ニュース
Alibabaのジャック・マー会長引退は2019年9月10日
Alibabaの創業者、ジャック・マー会長が2019年9月10日に退任すると発表した。後任は現CEOのダニエル/ジャン氏。マー氏は2020年まで取締役にはとどまりながら、教育関連のプロジェクトを開始する。
中国Alibaba Groupは9月9日(現地時間)、ジャック・マー会長(53)が2019年9月10日に同職を退くと発表した。後任は現CEOのダニエル・ジャン氏(46)。向こう1年間、2人でスムースな引き継ぎのために協力していく。
マー氏は2020年の株主総会まで取締役にとどまる。その後も、Alibaba Partnershipの一員として関わっていく。
後任のジャン氏は2007年にAlibaba傘下のTaobao MarketplaceのCFO(最高財務責任者)としてAlibaba入りし、2015年にAlibabaのCEOに就任した。
マー氏の引退については7日、The New York Timesが報じた。その記事では10日に同氏が引退するとなっていたが、実際には1年後の10日だった。マー氏は同メディアのインタビューで、引退後は教育分野の慈善活動に集中すると語っていた。
マー氏は顧客および株主向けの公開書簡で、「まだやりたいことがたくさんある。(Alibabaにも関わり続けるが)大好きな教育分野に戻りたい。世界は大きく、私はまだ若く、新しいことに挑戦したい」と語った。
Alibabaは2019年9月10日で創立20周年を迎える。マー氏は書簡を「Alibabaがジャック・マーだったことはないが、ジャック・マーが永遠にAlibabaに属することは確かだと約束する」と結んだ。
関連記事
- Alibabaのジャック・マー会長、10日に引退 NYT報道
Alibaba Group会長のジャック・マー氏が9月10日に引退するとNYTが伝えた。教育分野の慈善活動に集中するという。 - Alibaba、「独身の日(11.11)」の取引総額は39%増の約253億ドル
Alibabaが2009年から11月11日に開催している「独身の日」の24時間限定セールの取引総額が1683億元(約2兆8777億円)と過去最高を記録した。注文の90%がモバイル経由だった。 - 中国Alibaba、米国でIPOへ Facebookを超える可能性も
ソフトバンクが最大株主である中国電子商取引大手のAlibaba Group Holding(阿里巴巴集団)が、SECにIPO申請文書を提出した。 - ソフトバンクとAlibaba、合弁会社で国内展開
ソフトバンクとAlibaba.comは、Alibabaの日本法人を合弁会社化し、B2B取引サイトを日本国内で共同展開する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.