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Google画像検索で「Google Lens」利用可能に
Googleが画像内情報検索AIツール「Google Lens」をGoogle画像検索で利用できるようにした。まずは米国のモバイルブラウザで製品検索に使えるようになった。PinterestやInstagramのショッピング機能の競合になりそうだ。
米Googleは10月25日(現地時間)、画像内情報検索AIツール「Google Lens」をGoogle画像検索で利用できるようにしたと発表した。まずは米国の英語版モバイルでの画像検索で使えるようになり、言語と地域を段階的に拡大していく計画だ。
Google Lensは、同社が昨年のGoogle I/Oで発表したAI採用の検索技術。当初はPixel 2/2 XLでのみ利用可能だったが、今年の3月からモバイル版Googleフォトの英語版でも使えるようになっていた。
画像検索の結果(下画像左)から任意の画像を選ぶと画像の右下にGoogle Lensのアイコンが表示され(下画像中央)、これをタップすると画像内の選択可能なオブジェクトに白い○が表示される。この白い○をタップすると、そのオブジェクトの関連情報が画像の下に表示される(下画像右)。
例えば観光地の写真内のスポットの名称や、インテリア写真内の個々の家具の情報を調べられる。家具の場合、写真内のものと似た商品が写真の下に並び、リンク先によってはここから似た商品を購入できる。
同様のサービスは米Pinterestや米Facebook傘下のInstagramも提供している。
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