ニュース
App Storeから消えたTumblrアプリ、原因は子供虐待コンテンツ
原因は子供に対する性的虐待コンテンツがチェックをすり抜けてしまったことにあったと説明している。
ソーシャルブログサービス「Tumblr」のiOSアプリがApp Storeから消えた問題について、Tumblrは11月19日、原因は子供に対する性的虐待コンテンツがチェックをすり抜けてしまったことにあったと説明した。
Tumblrアプリは米国時間の2018年11月16日にApp Storeから削除され、同社が問題の解決に当たっていることを明らかにした。
19日の更新情報の中でTumblrは、「全ユーザーにとって安全なオンライン環境構築を支援するため、子供に対する性的搾取や虐待のコンテンツについては一切容認しないポリシーを定めている」と強調。業界のパートナーや、行方不明の子供救出を支援する米団体NCMECと連携して、Tumblrにアップロードされるコンテンツについては積極的に監視していると説明した。
このポリシーに基づき、Tumblrにアップロードされる画像は全てスキャンして、既知の子供の性的虐待コンテンツ情報を登録した業界データベースと照合している。しかし定期監査を通じ、このデータベースにまだ登録されていないコンテンツがTumblr上で発見されたという。
問題のコンテンツは即座に削除し、iOS向けApp Storeでのアプリ提供の再開に向けて対応を続けていると同社は報告。「コンテンツの安全を守ることは大規模プラットフォーム運用上の課題であり、改善のためのさらなる措置を継続的に検討している」と説明している。
関連記事
- TumblrのiOSアプリ、App Storeから消える
TumblrのiOSアプリがApp Storeから消え、2日経った18日現在でも復活していない。理由は明らかになっていないが、「不適切なコンテンツの影響では」との見方もある。 - Trend MicroのアプリもApp Storeから削除、ブラウザ履歴抽出の指摘受け
Trend Microのアカウントで提供されていたDr. AntivirusとDr. Cleanerなどのアプリについて、ユーザーの閲覧履歴が抽出されているという情報が浮上した。 - ブラウザの閲覧履歴を密かに中国に送信、不正アプリがMac App Storeから削除
Mac App Storeで提供されていた「Adware Doctor」を調べたところ、主要ブラウザの閲覧履歴などの情報が中国のサーバへ送信されていたことが分かったという。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.