「Google Play」申請却下のアプリは55%増、公開停止は66%増 Googleが対策の成果を説明
有害アプリの削減を目的とした不正検出技術やシステムの改善、人員の増大などが奏功したと強調している。
悪質なアプリが審査をすり抜けて紛れ込む事案が後を絶たないGoogleの公式アプリストア「Google Play」。米Googleは2月13日、そうした不正アプリを阻止する対策を強化した結果、Google Playに提出されながら承認されなかったアプリの数は55%増え、公開が停止されたアプリは66%以上増えたと報告した。
GoogleではGoogle Playの有害アプリを削減するため、不正検出技術やシステムの改善を図り、ポリシーを強化するとともに、審査を担当する人員を大幅に増大させており、そうした投資が奏功したとしている。
Google Playで提供しているアプリに加え、ユーザーの端末に搭載されているアプリに対しても、Android向けのセキュリティサービス「Google Play Protect」で1日当たり500億のアプリをスキャンして、有害な挙動を検出する対策を開始。「Google Playから入手したアプリは、他のソースから入手したAndroidアプリに比べて、ユーザーの端末に損害を与える確率が8分の1になった」と強調する。
重大なポリシー違反の80%以上に、常習者や不正な開発ネットワークが絡んでいることも分かった。悪質な開発者は、禁止されても新しいアカウントを開設したり、闇市場で開発者アカウントを買ったりしてGoogle Playに戻ってくることから、Googleではアカウント照合技術の向上を図るなどして、不正なアプリの阻止に努めているという。
それでも不正なアプリは常に手口を変え、不正な挙動を覆い隠してGoogle Playに入り込もうとする。Googleでは引き続き、そうした手口に対する対抗策の強化を図ると強調している。
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Google Playではレビューに関する不正が見つかった場合、アプリそのものに対しても措置を講じている。
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