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Airbnb、ホテル予約サービス「HotelTonight」を買収
年内に上場するとみられる民泊仲介サービスのAirbnbが、ホテル予約サービスのHotelTonightを買収する。Airbnbのサービスで従来より多くのブティックホテルが選択肢として表示されるようになる。
米民泊仲介サービスのAirbnbは3月7日(現地時間)、米ホテル予約サービスのHotelTonightを買収することで合意に達したと発表した。買収総額などの詳細は公表されていない。
HotelTonightは2011年創業のカリフォルニア州サンフランシスコに拠点を置く非公開企業。ブティックホテルや独立系ホテルのオンライン予約を簡易化するサービスを提供している。Accel PartnersやBattery Venturesなどが出資していた。ホテルとの契約により、当日夜でも予約可能な部屋を紹介している。
Airbnbは主に一般の家屋や部屋を使っていない間貸し出すいわゆる民泊サービスを中心に提供しているが、2018年からブティックホテルも選択肢として紹介するようになっている。同社によると、ブティックホテルの予約は1年間で3倍に増えたという。
HotelTonightは買収完了後も独立したサービスとして運営を続けるが、同社と提携するホテルの情報がAirbnbにも表示されるようになる見込み。これにより、Airbnbでの宿泊先の選択肢が拡大する。
Airbnbのブライアン・チェスキーCEOは昨年5月、米Recodeのカンファレンスに登壇した際、2019年中に上場する準備ができていると語った。
【修正:2022年11月7日午前11時 HotelTonightの創業年を修正しました】
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