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EUの新著作権指令、4月17日に成立へ プラットフォーマーの責任増大
欧州連合(EU)がデジタル時代に適合させることを目的に改定を進めていた著作権指令(Copyright Directive)が正式に承認された。GoogleやFacebookなどのプラットフォーマーは、ユーザーがアップロードするコンテンツの著作権について責任を持つことになる。
欧州連合(EU)の欧州評議会は4月15日(現地時間)、デジタル時代に適合させたという著作権指令の改正案を賛成多数で正式に承認したと発表した。17日に欧州議会で正式に署名される予定だ。加盟国は2年以内にこの指令を自国の法律に適用する義務がある。
欧州委員会委員長のジャン・クロード・ユンケル氏は発表文で「この指令改正は、コンテンツ制作者への公正な報酬、ユーザーの強い権利、プラットフォーマーに対する責任を保証する」と語った。
この指令は、2016年9月に欧州委員会が提案し、2019年3月に欧州議会によって投票された。米Googleや米Facebookなどのプラットフォーマーがユーザーがアップロードしたコンテンツの責任を問われる第2章第13条(最終的には第17になった)に関しては、順守するための技術開発が困難だとしてGoogle傘下のYouTubeが苦言を呈していたが、変更されることなく承認された。
指令の承認には55%の賛成が必要。著作権指令については、仏、独、英などを含む19カ国が賛成し、イタリア、オランダ、ポーランドを含む6カ国が反対し、ベルギー、エストニア、スロベニアが棄権した。
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