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ネットワーク仮想化/自動化市場、2023年まで年平均16.5%で成長、SDNに代わる次世代ソリューションが鍵──IDC Japan調べ
国内ネットワーク仮想化/自動化市場は、2018年の564億円市場から2023年にかけて、年間平均成長率(CAGR)16.5%で拡大するという。今後、データセンターにおける同市場は安定的な成長を続け、企業ネットワークではSDNに代わる次世代ソリューションのニーズ拡大が見込まれる。
IDC Japanは2019年5月10日、SDN(Software-Defined Network)を含む国内ネットワークの仮想化/自動化に関する2019年〜2023年の市場予測を発表した。
データセンター、企業ネットワーク、通信事業者向けを合計した国内ネットワーク仮想化/自動化市場は、2018年の564億円市場から2023年にかけて、年間平均成長率(Compound Annual Growth Rate:CAGR)16.5%で拡大を続けると予測している。
Notes:データセンターネットワーク、企業ネットワーク、キャリアネットワークのネットワーク仮想化/自動化市場の合計値。折れ線は前年比成長率
2018年に伸びた市場はどこか?
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