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ビッグデータ分析で顧客ごとに最適な保険商品を――三井住友海上、AI活用の代理店システム「MS1 Brain」を開発
三井住友海上は、AIを活用した代理店業務の支援システム「MS1 Brain」を開発した。顧客の契約内容をはじめとしたビッグデータ分析から、ニーズやリスクの変化を把握して、顧客一人一人に最適化した保険商品やサービスの提供を目指す。
三井住友海上火災保険は2019年11月1日、AI(人工知能)を活用した新たな代理店システム「MS1 Brain」を開発し、2020年2月から導入すると発表した。
MS1 Brainは、AIによるビッグデータ分析に基づいて、顧客ニーズを的確に把握し、最適な商品やサービスを届けるための機能を提供するシステム。代理店ビジネスの基盤として活用し、同社が取り組む「フィデューシャリー・デューティー(顧客本位の業務運営)」の強化と「顧客体験(CX)価値の向上」の実現を目指す。
MS1 Brainで目指す顧客ごとの保険サービスとは
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