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京都信用金庫が情報系システムをAzureに移行、日立がシステム構築
京都信用金庫は、情報系システムをMicrosoft Azureのクラウド環境に全面移行させる。日立製作所がシステムを構築する。西日本リージョンにシステムを構築し、東日本リージョンにバックアップデータを保管する。
京都信用金庫は2019年12月23日、情報系システムを「Microsoft Azure」のクラウド環境へ全面移行させると発表した。システム構築は日立製作所が担う。
クラウドへの移行はBCP(Business Continuity Plan)対策と、顧客サービスの向上に向けた新しいIT技術導入の環境整備を目的とする。また、クラウド移行に合わせて各営業店からクラウド環境に接続する通信回線を新たに設けた。通信回線を有効活用して、コスト削減も見込むとしている。
金融業界のクラウドネイティブ化が進む
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