検索
特集

「政府が作ったSaaS」で行政をデジタル化 内閣官房IT総合戦略室の狙いとはITmedia DX Summit 2020年春・ITサービス編(3/3 ページ)

お役所のシステムは古く、使いにくく、分かりにくい――そんな声は「中の人」にとっても同感のものだった。内閣官房IT総合戦略室は現在、ユーザー中心のインターフェース構築とAPIを利用した民間サービスの利用による「デジタル・ガバメント」の実行を目指している。政府のDXを支えるべく宣言された「クラウド・バイ・デフォルト宣言」が具体的に何を進めているのか。第一線に立つ政府CIO補佐官が語った。

Share
Tweet
LINE
Hatena
前のページへ |       

2030年の行政サービスを見据えたクラウド利用の指針とは?

 IT総合戦略室では、現在求められているクラウドによるコスト削減やガバナンス、セキュリティの強化を進めながら、今後のクラウドサービスに求められるアーキテクチャや将来像についても検討している。まだ詳細は固まっていないが、政府が重点プロジェクトを指定し、そのプロジェクト管理を内閣官房中心で行うことで、将来の政府ITのグランドデザインを描こうとしている。

 「われわれは2030年の行政サービスのあり方とITの利用の仕方を想定し、政府情報システムの方向性を提案しようとしている」(満塩氏)

前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る